技術士試験対策|化学部門で必ず覚えておくべき分野・キーワードとは?

技術士への道
スポンサーリンク

筆記試験の対策として、頻出のキーワードを整理することは非常に重要です。

もちろん、当日にそのものずばりの問題がでることはないですが、類似した問題は出るはずです。

その意味では、いかに「引き出し」を用意して、小出しに「合わせ技」で使えるかが重要でしょう。

選択Ⅱー1ですが、過去は4問中2問回答するものでしたが、令和元年から4問中1問に答える形式に変わりました。配点が小さい点、選択肢が多いという点から、最低限のキーワードを覚えて置く程度でよいと思います。
この記事では、過去に出題されたキーワードを中心に、必ず事前に整理しておきたいキーワードをまとめたいと思います。

 

スポンサーリンク

頻出分野

具体的にどんな分野が頻出?

平成25年以降の必須科目のキーワードをカテゴリー別で整理してみました。

大まかに以下のように分類できるような気がします。

  • 国際社会に関するもの
  • 脱炭素社会、SDGsに関するもの
  • デジタル化に関するもの
  • 化学技術に関するもの
  • 連携や継承に関するもの

これはとある先生からいただいた過去問キーワード集と一致しているものでした。

こうやってみるとイレギュラーはありますが、ある程度はカテゴリーをもって整理すれば絞った学習もできるかもしれません。

これに他部門の必須科目のキーワードを整理できればかなりの範囲をカバーすることができると考えています。

技術継承や大学連携は他部門で出題される可能性も考えられますので、他部門のキーワードも整理しましょう。

キーワード及び内容の取得方法

キーワードを抽出についてですが、これらを整理する情報源はどこにあるのでしょうか。

  • 国の情報(例えば経済産業省)
  • 教科書
  • 業務経験

ざっと上げてみましたが、こんなところでしょうか。私も基本的には上記3点を基本に情報収集しました。

情報収集する上でのポイントは以下です。

  • 項目単位で〜300文字程度に整理する
  • 数値データは覚える

ポイント2ですが、例えば産業別の二酸化炭素排出量について、化学工業部門は15%で、鉄鋼業(50%)に次いで多いことは以外に知られていません。

このような数値データは課題抽出や分析、効果の確認に活用できるものになるので是非覚えておきましょう。
数値を示すことは、専門的に回答する上で加点になります。

それ以外でも、調べていくうちに知った関連データがあれば、リスト化してもいいので覚えておくと当日の引き出しとして役立ちます。

実際に回答した問題ですが、数値データは忘れてしまったものがあります。

ただ引用先などは理解していたので、「〇〇省から発表された△△による結果で◇という結果がある」という表現でも、それが誤りでなければ数値データがなくても個人的には活用できるものであると考えています。

個人の勝手な解釈ではなく、外部のデータや結果を使って分析できれば加点になるはずです。

スポンサーリンク

私の経験談

ひらめく人のイラスト

令和2年度の試験で私が実際に書いたキーワードで言えば、エコマテリアルです。

エコマテリアルそのものは勉強おらず、言葉は知っている程度でした。ではどうやって書いたのかというと、問題文に回答するためのヒントが書いてあるため、それを参考にしました。

  • エネルギー消費量が低減できる
  • 温暖化物質を低減できる

これはCO2削減、省エネ、再エネ、元素利用につながるものがあります。つまり、過去問のキーワードで整理が出来れいれば、代用することは全く問題ありません。

課題としては、元素の選定や製造時間の短縮がエコマテリアルの課題のひとつとして提案できると考えていますが、これはすでに他のキーワードで整理されているものを代用して使っています。

このような形で言葉そのものがわかっていない場合でも、問題文には回答するためのヒントがあります。

キーワードと問題文を十分に読んで整理することが大事です。

そのため、少なくても10分は回答用紙には手をつけずに、問題文をよく読んで、構成を考える必要があります。

この10分をしっかり使うためにも引き出しや数値データを整理し、充実させましょう。

スポンサーリンク

まとめ

  • 予想と同じ問題が出題されないことが多いため、引き出しを多く持っている事が重要
  • 過去問をカテゴリー別に整理するだけでも十分通用する
  • 数値データは課題抽出、分析に役立つので覚えておく
タイトルとURLをコピーしました