技術士活動のカテゴリーでは、技術士としての活動記録を報告していきます。
会員活動になるため詳細はお伝え出来ませんが、公知情報や、個人のざっくりした感想などを報告する予定です。
この記事で少しでも技術士活動の魅力をお伝えできればと思っています。
はじめに
技術士の活動は、講演会への参加といったインプット活動が多いのですが、今回のようなイベントでは自己紹介やグループディスカッションのワークもあるため、アウトプット活動のきっかけになるかもしれません。
これまでになかったイベントだったこともあり、参加しました。
感想など
参加者
若い技術士が少なかったです。
過去にも講演会など参加していますが、これまでも若い人が見かけることが少なかったので、そもそも若い人が技術士会に入っていないのかもしれませんね。
むしろ開業している方の参加者が多かった印象です。
技術士としてこのような活動を通じて人脈をつくっていくことを大事にしているのではないかと話をしていて感じました。
感じたこと
もし自分が企業内で働く立場で、技術的に困ったらどうするでしょうか?
おそらくですが、自治体、研究所、大学、商工会に相談すると思います。
「技術士に相談しよう!」とはならないのではないでしょうか。そこがシンプルに技術士の認知度が低い理由のひとつだと感じました。
一方で定年退職後も技術士として活動できることも、矛盾していますが技術士取得のメリットのひとつでもあります。
その矛盾の中で技術士として今後どう活動していくか・・・これは私自身に課せられた課題だと思いながら講演を聞いていました。
また別の話になりますが、技術者倫理については会社でもなかなか学ぶ機会がなく、その意識低下が危惧されているような気がします。
大学でも学ぶ機会が少ないと思いますし、私自身勉強した記憶がありません。
技術士会HPでは、基本要領が示されています。
(公衆の利益の優先)
1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。(持続可能性の確保)
2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。(有能性の重視)
3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。(真実性の確保)
4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。(公正かつ誠実な履行)
5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。(秘密の保持)
6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。(信用の保持)
7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。(相互の協力)
8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。(法規の遵守等)
9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。(継続研鑚)
10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。
それぞれの項目をより深堀りした勉強が必要ではないかと感じました。
特に過去の事例から勉強することも重要ですね。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」(オットー・フォン・ビスマルク)
まさにこの言葉にすべてが詰まっている気がします。
自分だけの経験で物事を語り定義や指導するのは非常に危険であり、やはり過去の失敗事例から学ぶことが重要です。
成功は偶然で生まれることはありますが、失敗は必ず必然で生まれますからね・・・
技術士のひとりごと
先に書いたことと若干重複しますが、技術士の立場についてのひとりごとです。
世の中の多くの技術士の方は、企業内の方ではないでしょうか。私もその1人です。
その技術士資格を活用出来ているかどうかは、企業のスタンスによるかもしれません。
技術士そのものを知らない企業、初めて取得した人がいて考え方を見なす企業、多くの技術士が存在していて社内技術士会がある企業、など様々です。
個人的な意見ですが、技術士の立場は企業では決して高い位置には無いのが現状ではないでしょうか。世間ではまだまだ認知されていないのです。
ちなみに私の企業内にはそれなりに技術士がいるようですが、社内活動は無いため、会社に頼った成長は難しいです。そのため、個人の活動が技術士の価値を高める事が出来ると考えています。
では、その活動価値を高める方法には何があるでしょうか。
私は以下があると思います。
- 技術士会の講演会に参加
- 技術士会の委員会に参加
- 自己啓発(新たな資格)
- 技術士魅力の発信
- 技術士試験の指導
- 独立開業
1や2が今回のような技術士会のイベントに参加することかなと思います。
技術士会HPを見るとイベント一覧があり、非会員の方も参加出来ます。(技術士会員と費用が異なりますのでご注意ください。)
3は別記事でお話しする予定です。
4はこのブログやTwitterかなと思いますので、継続していきたいです。
5は個人的には興味がありますが、まずはこのブログで私なりの考えは発信します。
6は現時点で答えを出すことが出来ていませんが、考えがまとまり次第、このカテゴリーにて記事にします。
今後について
一言で言えば「人脈あっての技術士活動」だと実感しました。
まずは技術士会に入り、参加することだとおっしゃっていた方もいて、まさにその通りだなと。
また参加するからには自分も発言して、参加した意味があるものにしたいものです。
今後の活動としては、単なる講演会よりも、自分が意見が少しでも発言できるイベントに参加したいと決意しました。